なんとなくメモは、相手の言うことを正確に記録するためのものと思っていました。指示事項はもちろんのこと、相手の発言内容を記録する点では間違いはないでしょう。でもそれではいけないという記事です。
メモは情報だけを記録するのではない。考えたことや考えるべきことも記録する。インプットとアウトプットをたすきがけにしてメモを取ろうというやり方です。
軽視してない?メモの効用(後編) – [営業・セールスの仕事]All About
http://allabout.co.jp/career/careersales/closeup/CU20060927A/index.htm
メモは思考を展開していくための起点と捕らえています。たとえば上司から 「3日後の10/3までにA社との取引経過ををまとめて提出するように」という指示が出た場合。私も「10/3までにA社取引経過提出」としかメモしないでしょうね。でもメモ上手な人はこんなメモを書きます。
■10/3日までにA社報告書提出。
資料の目的は?
- 10/1AM中:A社の業界動向を調べる
- 10/2の飲み会の延期依頼
- 10/2中:前任の佐藤さんに問い合わせ
なるほど!指示事項だけでなくて、思いついたこと、疑問点、やらなきゃいけないこと等なども書いていくんですね。インプット情報だけでなく、アウトプット情報もメモしておく。確かにここで差がついてしまいそうです。
同じような視点のメモ術を以下の本でも読みました。
ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法 福田 和也 PHP研究所 2004-07 by G-Tools |
インタビューなどのメモの取り方について。
- 取材では考えたことをメモするP124
- インタビューでは全部を書き写さない。そこで考えたことを書いていく。つまり話し手の印象とか雰囲気からはじまって、その話についてどう思うか、その情報の持つ意味は何かということ。P126
- その機会まさにそのライブな瞬間において相手の風格なり表情なり話し振りなりといったまさしく対面しなければ得られない情報をしっかりと得ておくことが何よりも大事なのです。P131
私も一時期仕事で取材する機会がありました。一生懸命メモを取ろうとしてたけど、途中で諦めてとにかく顔を見て、気持ちよくお話してもらおうって心がけるようになりましたね。そしてどんな人だったとか、本音をしゃべってたかなとか、取材の後に振り返っていましたね。内容は結構自分の感覚でまとめてて、あとで内容確認してもらうことも多かったけど(^^ゞ
もちろん正確に記録する必要もありました。でもそれはICレコーダーを利用すればなんとかなりました。でもその場でその話を聞いて感じたことって、時間がたつと色あせてくる。そんなリアルタイムを記録することのほうが実は大切なんだろうとあらためて思いました。
ちなみにリアルタイムで内容を記録する方法としてはマインドマップを活用中。会議での討議やトップの経営方針など、手元にレジュメがないとき、いかに正確に?記録するかが問われる場合に活躍しています。たぶん・・・。
ただし書き方はすでに独自路線だったりします。いつの間にか最初のツリーが四隅に伸びなくなってしまった!
左端にテーマを書いたら、そこから伸びていくのは右側だけだったりする。なんとなくロジックツリーを作っているイメージですね。事柄を関連付けて記録することを優先してるので、このやり方でもまぁいいかと思っています。
しばらく意識してメモの取り方を工夫してみよう!
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今日も上司論を語ります。
昨日の続きです。
あと、上司、リーダーとして指示を出すときは、先にあ
る目標を必ず示すようにした方がいいです。
例え話ですが、職場からタクシーに乗り自宅に帰ると
しましょう。
あなたは、運転手さんになってください。
お客さんは自宅の住所等を言いません。…